
アラブニュース
エルサレム:イスラエルは10月18日、バーレーンに代表団を派遣し、始まったばかりの関係を正式なものにし、湾岸諸国との協力を拡大する予定だ。この湾岸諸国との協力関係は、アメリカ政府がイランに対する防護手段となり、経済的に豊富な鉱脈となりそうなので、アメリカ政府が推奨してきたものだ。
アラブ首長国連邦に続いて、バーレーンは先月、イスラエルとの関係正常化に合意した。
アメリカのドナルド・トランプ大統領が取り計らったこの画期的な出来事は、来月の大統領再選への立候補に先駆けて、自分の外交政策を見せびらかす狙いがある。アメリカの同盟国にとって、イランに対して、以前にも増して露骨に結束を示す好機だ。
イスラエルの国家安全保障顧問、メイア・ベン・シャバットが率いることになる18日の代表団には、アメリカ財務省のスティーブン・ムニューシン長官も同行することになっている。財務省は同長官の任務は、イスラエル、バーレーン、UAE間の「経済協力拡充」を求めることだと述べた。
この訪問に参加した政府関係者は、イスラエルとバーレーンは9月15日にホワイトハウスの式典で行われた意思表示から、正式な関係樹立まで、両国間の関係を改善するコミュニケに署名する予定だと述べた。
エル・アル航空の(バーレーンの国際電話コードに考慮した)973便で、この代表団はマナーマに訪れる。ムニューシン長官と、トランプ大統領のもう1人の上級補佐官、アビ・バーコウィッツ中東担当特使は、12日に引き続きUAEに行く予定だ。イスラエルとUAEの協定は、2国間の商取引の口火を切った。13日、アメリカの高官たちは、UAE初の代表団に同伴し、イスラエルに行くことになっている。
バーレーン政府は、この取り決めがイランから自国の利益を守るものだと述べた。
イスラエル諜報特務庁による9月13日の報告書は、バーレーンと防衛協力できる可能性を見出しており、バーレーンが「イランとその代理組織に指示されたシーア派の政治的扇動」に脅かされていると述べていた。
イスラエルはまた、再生可能エネルギー、食糧の安全保障、バンキング・ファイナンステクノロジーでも、バーレーンを支援できそうだ、と報告書は述べていた。