
モハメッド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトの運輸大臣カメル・アル・ワジル氏は、スーダンの運輸大臣ハーシェム・ビン・アウフ氏と、両国の周辺諸国間に国境を越える鉄道網を建設する計画について話し合った。
2名は、同計画の経済的、社会的、および環境的な実現可能性の検討のために資金を提供する目的である、鉄道の連結に関する共同協力の文書の条件について話し合った。
計画では、同鉄道網は第一段階で、エジプトのアスワンの町から南部国境線を通ってスーダンのワジ・ハルファまで拡大する。
資金はアラブの経済開発のため、エジプト、スーダン、およびアラブ経済開発クウェート基金間の協力を通して提供される。
アル・ワジル氏は文書に署名し、相手国の運輸大臣に署名してもらうため、カイロのスーダン大使に文書を届けた。
また、両者はエジプトとスーダンを経由したチャドとの間に、今後路線を設ける計画など、数多くの道路関連プロジェクトについて話し合った。同プロジェクトは、チャドと西アフリカ両国間における貿易の架け橋となることが目的である。カイロ、スーダン、およびケープタウンへと続く路線は、9ヵ国のアフリカ諸国を通っているが、これに関しても両大臣は言及した。
アル・ワジル氏はさらに、エジプトが国境内にカイロからアルキンへと続く路線を建設中であると述べた。この路線は、ファイユーム、ベニ・スエフ、ミニヤー、アシュート、ソハーグ、ケナ、ルクソール、アスワンの行政区域を通り、エジプトの国境へと続き、トシュカの合流地帯を通って、スーダンに沿いながらアルキンへと抜ける。
彼は、この新たなプロジェクトは、エジプトやアフリカの国民に役立ち、新たな雇用機会を生み出し、さらには総合開発を推進するだけでなく、両国の連携を達成し、アフリカ諸国の貿易を増加させるのに重要である、と付け加えた。
また、スーダン側は、海上運送やアラブ科学技術海運大学での海上自衛隊の訓練に際し、エジプトに協力を求めた。
アル・ワジル氏は、エジプトがアラブの学術団体、エジプトの港湾施設、またはエジプトの海上保安当局のいずれを介しても、労働者を訓練する能力を提供する、と述べた。
両国はさらに、その他の協力プロジェクトの進捗状況を確認する合同会議の開催や、河川舟運のナイル河谷当局の開発について話し合うことに合意した。
アル・ワジル氏の団体は、今後の期間には、当局の開発、河川の労働者の訓練、および技術に特化した軍隊を介して支援を行う緊急の計画を含めるべきである、と述べた。