ラマラ: パレスチナのマフムード・アッバス大統領が日曜、米国大統領に選ばれたジョー・バイデンを祝福し、声明の中でパレスチナの首脳陣が3年におよぶホワイトハウスへの政治的ボイコットを取り下げることを示唆した。
「アメリカ合衆国大統領として勝利した次期大統領のジョー・バイデンに祝福を送る。また、副大統領に選ばれたカマラ・ハリスにもお祝いを言う」と、アッバス大統領はヨルダン川西岸の都市ラマラの官邸から出された声明で述べた。
そして次のように付け加えた:「次期大統領および彼の政権と協力してパレスチナとアメリカの関係を強化し、我が国の国民の自由、独立、正義、威厳を実現して、我々の地域と世界の人々全員の平和、安定、安全の役に立てることを楽しみにしている」
パレスチナ人は3年間にわたり米国大統領の交代を待ち望み、ワシントンとの関係のリセットボタンを押すチャンスが来ることを願ってきた。
アッバスは、ドナルド・トランプ大統領が2017年12月にエルサレムをイスラエルの首都と認めて現地に米国大使館を移転する決定をした後、トランプ政権とのあらゆる政治的取引を中止していた。
ロイター