
ハルツーム: スーダンのアブダラ・ハムドク首相は日曜日、歴史的な和平合意後の停戦を群衆が祝うなかで、首都ハルツームに帰還した反乱軍の指導者たちを歓迎した。歴史的な和平合意後の停戦を歓迎する群衆
公式通信社SUNAの放送によると、「私たちは今日という日を楽しみにしていました」と指導者たちを向か入れたハムドク首相は語った。
「今日、我々は同胞の苦しみに終止符を打つための第一歩を踏み出したました」と彼は述べた。
反政府勢力と政治団体の連合体であるスーダン革命戦線(SRF)の指導者たちが首都を訪れるのは、10月3日に隣国の南スーダンで和平合意が調印されて以来、初めてのことだった。
SUNAによると、ダルフールを拠点とするスーダン解放運動の派閥を率いるミニ・ミナウィ氏は、「私たちは和平合意を実行に移すために来ました」と語ったという。
「私たちは責任感をもち、民主主義に向かうために政治的な争いを放棄するよう努力しなければなりません」と同氏は述べた。
和平協定は、2003年に勃発した西ダルフールの戦争を含む、数十年に及ぶ戦闘を終結させることが期待されている。
国連は、ダルフール紛争による少なくとも30万人が死亡し、250万人が避難したと推定している。
「今回、スーダンの歴史上で初めて、スーダンでの危機の根本的な解決に真に向かうための合意に達することができた」とハムドック氏は述べた。
歓喜に沸く群衆がハルツームの中央広場に詰めかけ、唱和したり、横断幕を持ったりして祝杯をあげた。
2011年に設立されたSRFは、ダルフール、南コルドファン、ブルーナイルの各州を含む武装反乱軍グループと政治運動の同盟である。
南コルドファンとブルーナイルでの紛争は、スーダンの1983年から2005年の内戦後もくすぶっていた未解決な問題に端を発し、2011年に勃発した。
スーダンの暫定政府は、過去に例を見ない街頭抗議行動を受けて、2019年4月に長年大統領であったオマル・アル=バシール氏が更迭された後、政権を掌握した。
バシール氏はハルツームの高セキュリティのコーバー刑務所に収監されており、昨年12月に汚職の罪で有罪判決を受けた。
バシール氏は現在、彼が政権を奪取した1989年のクーデターでの彼の役割の責任を問われ、ハルツームで裁判中であり、ダルフールでの大量虐殺の罪で国際刑事裁判所(ICC)にも起訴されている。
AFP通信