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イスラエル、感染の急増でコロナワクチン接種を開始

2020年12月19日、沿岸都市テルアビブ近郊のラマトガンにある国内最大の病院シェバ医療センターで、新型コロナウイルスワクチン接種を受けるイスラエルのユリ・エデルスタイン保健相。(資料 / AFP通信)
2020年12月19日、沿岸都市テルアビブ近郊のラマトガンにある国内最大の病院シェバ医療センターで、新型コロナウイルスワクチン接種を受けるイスラエルのユリ・エデルスタイン保健相。(資料 / AFP通信)
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20 Dec 2020 09:12:27 GMT9
20 Dec 2020 09:12:27 GMT9
  • イスラエルでは最初に医療従事者がワクチン接種を受け、次に高齢者、ハイリスクのイスラエル人、そして60歳以上の人が続く
  • 世論調査によると、多くのイスラエル人がすぐにワクチン接種を受けることに消極的

テルアビブ:イスラエルは日曜日に新型コロナウイルスのワクチン接種を開始し、再び急増している感染症を撲滅するために、1日あたり約60,000人がワクチン接種を受けることを目指している。

イスラエルでは最初に医療従事者がワクチン接種を受け、次に高齢者、ハイリスクのイスラエル人、そして60歳以上の人が続く。イスラエルは、米国当局が今週緊急使用を承認したファイザーとモデルナの両方から、同国の900万人の大部分に行き渡るのには十分な量のワクチンを確保したと述べている。

世論調査で多くのイスラエル人がすぐにワクチン接種を受けることに消極的であるという結果が出る中、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は「個人的な例」を示すと述べ、イスラエル人で最初にワクチン接種を受けると主張した。同氏は土曜日の夜にワクチン接種を受けた。

ネタニヤフ氏は、注射を受ける前に黒の半袖シャツの右袖をまくり上げ、ワクチン接種を受けることへの自信を示した。同氏はこれを「ワクワクする瞬間」と呼び、イスラエルを普通の日常に戻してくれるだろうと述べた。同国の保健相も土曜日にワクチン接種を受けた。

イスラエルはファイザーとの間で、米国の製薬会社のワクチンの800万回分を確保することで合意している。ワクチンは1人2回接種する必要があるため、これはイスラエルの人口のほぼ半分をカバーするのに十分な量だ。イスラエルは今月初めにモデルナと別の合意に達し、600万回分のワクチンを購入した。これはさらに300万人のイスラエル人にとって十分な量となる。

イスラエルでは毎日の感染者数が増加傾向にあり、現在は1日あたりの感染者が3,000人弱を記録するような状況だ。イスラエルの指導者たちは、パンデミックが始まって以来3回目となる全国封鎖を行うかどうかを再び議論している。秋に2回目の都市封鎖が行われた後も、多くの規制が残っている。ほとんどのホテルは依然として閉鎖され、レストランは配達と持ち帰りのみが可能となっている。失業率は二桁台のままだ。

イスラエルはウイルスとの闘いで功罪相半ばする結果を出している。ネタニヤフ氏は春に国境を封鎖して迅速に全国封鎖をしたことで称讃された。この動きは経済を壊したが、感染率を低下させた。

しかし、早急で不規則に封鎖を解除したことで、夏の終わりに感染者が急増し、当時世界で最も感染拡大が深刻な国の1つとなった。

イスラエルではパンデミックの開始以来、368,000人を超える感染者と、3,000人を超えるウイルス関連の死亡者が報告されている。

AP通信

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