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年内7200万人分で契約=コロナワクチン、米ファイザーと―厚労省

田村氏は承認審査については「日本の治験データをしっかり審査した上で、安全性・有効性を見て判断する」と述べた。 (AFP)
田村氏は承認審査については「日本の治験データをしっかり審査した上で、安全性・有効性を見て判断する」と述べた。 (AFP)
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20 Jan 2021 08:01:58 GMT9
20 Jan 2021 08:01:58 GMT9

厚生労働省は20日、新型コロナウイルスのワクチンについて、薬事承認を前提に、年内に約7200万人分の供給を受けることで米製薬大手ファイザーと正式契約したと発表した。従来の基本合意では、6月末までに6000万人分の供給を受けるとしていたが、内容が変更された。

ファイザーは昨年12月に薬事承認を申請している。同社は今月中にも日本国内の治験データを提出するとみられ、厚労省は2月中旬にも特例承認し、医療従事者向けの先行接種が同月下旬にも始まる見通し。

国はワクチンについて、今年前半までに接種対象となる全国民分を確保するとしている。田村憲久厚労相は契約締結後、記者団に対し「具体的な供給スケジュールは申し上げづらい。今年前半までになるべく多くのワクチンの供給をお願いしている」と説明。同社側は「(今年前半に)なるべく多く対応したい」と理解を示したという。

田村氏は承認審査については「日本の治験データをしっかり審査した上で、安全性・有効性を見て判断する」と述べた。 

新型コロナワクチンをめぐっては、国はファイザーとは別に、米バイオ医薬品企業モデルナと英製薬大手アストラゼネカから計8500万人分を購入することで契約している。

厚労省は、ファイザー製のワクチン接種に備え、ワクチンを零下70度で保管できる超低温冷凍庫を6月末までに約1万台確保するめどを付けており、まずは2月末までに約1500台を配備する。この冷凍庫を備える医療機関などの「基本型施設」を全国で約1万カ所指定し、そこを拠点に接種を実施したり、別の接種会場にワクチンを冷蔵輸送したりする方針だ。

JIJI Press

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