
アラブニュース
ドバイ:オマーンは月曜日に報告された新型コロナウイルスの新たな変異種が国内に侵入することを防ぐため、明日午前1時00分より1週間、国境を閉鎖すると、国営通信社のONAが報じた。
新型コロナウイルス最高委員会は、今回の陸・空・海の国境閉鎖の決定は、他国で新型コロナウイルスの新たな変異種が出現したことに対応したものだと述べた。
新たに発見された新型コロナウイルスの変異種は、これまでのウイルスと同様の病状を引き起こすものの、その感染力は70%以上である。英国、他の一部のヨーロッパ諸国、オーストラリア、南アフリカで確認されており、英国の保健相は日曜日、この変異種について 「制御不能 」であると述べた。
この異変種の新たな脅威は、米国、英国、中国で開発された複数のワクチンが導入されたことにより、新型コロナウイルスのパンデミックを制御することができるという期待が世界中で高まったのと同時に出現した。英国の科学者らは現在、この変異種がワクチンに耐性があるかどうかを確認するため調査を行っているが、確定的な結果が出るまでには少なくとも2週間はかかるだろう。
オマーンの新型コロナウイルス委員会は、航空機、船舶、トラックを経由した貨物については今回の国境封鎖から除外されると述べた。また、当委員会では引き続き変異種の疫学的状況を監視し、「それに応じて適切な判断を下す」としている。