• コロナウィルス感染者が急増する中、居住者および海外からの駐在者に対して早急に接種を受けるよう要請

レベッカ・アン・プロクター

ドバイ：UAEはコロナウィルスワクチンの投与率がイスラエルに次いで現在世界で二番目に多くなっており、一日18万人以上に投与している。UAEは上昇する感染レベルに歯止めを掛けようとしている。

1月14日（木）、UAE は3,407人のコロナウィルス新規感染者を報告、死者数は7名増えて総数733人となっている。

同時に、UAE は人口の50％以上にワクチンを投与すべく、COVID-19ワクチンキャンペーンを開始した。

今週UAEの保健予防省は、1,167,251 人がすでに予防接種を受け、100人中11.8人の割合となっていると述べた。

予防接種プログラムの一環として、保健当局は国民及び住人に対し、人命に関わるパンデ　ミックを克服するため「予防接種を選択する」よう呼びかけている。

中国シノファームとファイザー・BioNTecのワクチンの両方がUAEで使われており、一方ロシアのスプートニクワクチンはアブダビでフェーズ3の臨床試験に入っている。UAE政府は86％の予防効果を持つシノファームの投与を無料で提供している。ワクチンは昨年夏、申し込みをした31,000 の国民に対しても試験投与が行なわれている。

ドバイでは地元の保健当局が設置した6カ所の施設でファイザー・BioNTec ワクチンを提供しており、こちらは予防効果95％だが極めて低温での保存が必要とされる。今後数カ月にわたって人口のかなりの割合がワクチンを接種することが見込まれており、ワクチンは21日の間隔をあけて2度投与される。

ドバイにあるザビールファーマシーヘルスケアのハウラ・アル=ハッジャージュ博士はこう言う：「我々はUAE 国民及びドバイ居住査証を持つ外国からの居住者のうち、60歳以上の人々、または既往症をもつ人々、または最前線で働く人々から投与を開始した」

予防接種の予約はDHA 申し込みサービスまたは800 342に電話をかけて行うことができる。

アル=ハッジャージュ博士によると、大きな副作用は報告されておらず、頭痛、注射箇所の腫れ、微熱といった軽い症状だけで、これはワクチン接種のごく普通の反応だという。

基礎疾患を持ち予防接種を遅らせるように指示された人々を除き、すべてのドバイ市民で60歳以上の人、既往症を持つ人、最前線および人命救助に従事する人は真っ先にワクチン接種を受けることができる。