
アラブニュース
西ダルフールにて、市民軍による攻撃で少なくとも48人が死亡、97人が負傷したと、スーダンの国営通信社が日曜日に報じた。
西ダルフールの医師連盟は声明にて、土曜日よりエル=ジュナイナにて攻撃が始まったことを認めた。
声明によると、物資や看護スタッフの不足にもかかわらず、医療関係者は負傷者への医療提供に努めているという。
同委員会は、医療関係者を政府や民間の治療機関に搬送するため、医療施設の確保と武装輸送手段の提供を緊急に求めた。
声明によると、医療関係者はまた、負傷者や足止めを受けた人たちのもとへ向かうための支援、および負傷者を収容する施設への医療物資の配達を求めているとのことだ。
同委員会では、深刻な人手不足により、必要な緊急手術の多くが保留になっているとの指摘があった。
医師会は、安全な交通機関があればいつでも参加できるよう、会員の医療・保健関係者に準備を呼びかけた。
同地域では暴力行為が増加しているが、国連平和維持軍が撤退を始めてわずか数週間後にこの攻撃が行われた。マサリット族の一人がアラブ系部族の一人を刺したことが引き金となったと、人権団体のダルフール弁護士協会は声明で述べている。
(ロイター協力記事)