
ベイルート:レバノンの次期首相サード・アル=ハリーリーは、日曜日、アラブ諸国や国際社会の援助なしに、レバノンは現在の危機を脱することができないと述べた。
湾岸諸国は長年にわたってレバノンの弱い経済に対して融資を行ってきたが、湾岸諸国の最大のライバルであるイランが後援する強力な組織ヒズボラの影響力の増大に対する不安から、ここ何十年にわたるベイルート最悪の財政危機を緩和するのに難色を示し始めている。
「この危機を脱する方法はない…我々アラブの兄弟の真の和解と、国を湾岸諸国の攻撃のための足場として利用すること、そして、湾岸諸国の利益を脅かすことに終止符を打つことなしには」と、自身の父親で元首相であるラフィーク・アル=ハリーリーの暗殺から16年の節目を伝えるテレビ演説にてハリーリーは述べた。
12月、国連に支援された裁判所は、ヒズボラのメンバーをラフィーク・アル=ハリーリーの暗殺を企てた罪で有罪とした。ヒズボラはいかなる関与も否定してきた。
自身も元首相であるサード・アル=ハリーリーは、政権を発足させるというタスクを負っているが、ヒズボラを含むレバノンの各政党と権力を分かち合う内閣をまとめるのに苦労している。
ミシェル・アウン大統領との会談の後で、ハリーリーは政府の編成に進展はないと述べた。
党派の権力分担システムにおいて、レバノン大統領はマロン派キリスト教徒でなければならず、また、レバノン首相はスンナ派イスラム教徒でなければならない。アウン大統領は、アメリカではテロ組織に指定されているヒズボラの協力者である。
首相に任命されてから大統領を16回訪ねたが、任命の提案はすべて無駄に終わったとハリーリーは言い、アウンを進捗を妨げているとして非難した。
フランスは、1975年から1990年の内戦から続く最悪の危機からレバノンを救うべく、先陣を切って努力してきた。
新しい政府は、慢性的な汚職に対処し、多くの負債によって壊滅状態にある経済を立て直すための何十億にものぼる国際的な援助を引き出すために必要な改革を実行しようとする内閣を構想している、フランスのロードマップにおける最初の一歩となる。
「私のありとあらゆる意思疎通の手段において、レバノンが汚職を止めベイルートを再建するのを助けるための覚悟と熱意がある」とハリーリーは述べた。
「しかしそれはボタンが押されることを待っており、そのボタンは政府の編成である」。
ロイター