
アラブニュース
ドバイ:ビッシャー・アル・カソーネ首相率いるヨルダン政府によると、同国は今年、1,020万回分の新型コロナウイルスワクチンを接種する予定である。
ヨルダン国営ペトラ通信社は、同政府の声明を引用し、1,020万回分のワクチンには、米製薬大手ファイザーと独ビオンテック社製からの220万回分、シノファーム社製からの200万回分、アストラゼネカ社製からの200万回分、COVAXファシリティからの200万回分、露製ワクチン「スプートニクV」の200万回分が含まれると報じた。
これらのワクチンの使用は、世界保健機関、欧州医薬品庁、ヨルダン食品医薬品局などのさまざまな保健機関に承認されている。
同首相は、新型コロナウイルスのパンデミックがアンマン、バルカ県、ザルカ、マダバの病院を圧迫し、集中治療室と人工呼吸器の使用率がそれぞれで77%と30%以上に達したと述べた。
ヨルダンは、感染リスクの高い新型コロナウイルスの蔓延を抑えるために、感染者の多い地域でのロックダウンを含む公衆衛生と安全対策を強化した。
同首相によると、最近政府が講じた措置は、流行曲線を平坦化するために必要な措置であった。
昨日、ヨルダンは9,192人の新型コロナウイルスの感染と74人の死亡を報告し、同ウイルスによる総死亡者数は5,627人、総感染者数は514,107人に達した。