
エルサレム:イスラエルの企業が所有する貨物船が木曜日、アラビア海でイランの攻撃と思われるミサイルを受け損傷したと、イスラエルの安全保障当局者が述べた。
匿名を条件に語った当局者によると、この船はタンザニアからインドに向かう途中で、攻撃を受けた後も航海を続けることができたという。
当局者は、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
イスラエルのニュースサイト「Ynet」によると、リベリアの旗を掲げて航行していた同船に大きな損傷はなく、「チャンネル12」ニュースの報道では、同船の所有者は港町ハイファに拠点を置くXTマネジメント社であるという。
ロイターは、同社の関係者からはコメントを得られなかった。イスラエル政府から公式なコメントは出ていない。
今回の事件は、オマーン湾で起きたイスラエル船爆発にはイランが関与しているとのベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相の発言後、約1か月後に起きた。
車両運搬船「MVヘリオス・レイ号」は、2月25日夜から26日午前にかけて喫水線上部で爆風を受けた。米当局者によると、船体の両側に穴が開いた。イスラエル当局者は、リンペットマインと呼ばれる爆弾が使用されたと述べた。
イランは当時、関与を否定していた。イラン外務省のサイード・ハティーブザーデ報道官は「この言いがかりを断固として否定する」と述べた。
ロイター