
ローマ:2021年4月8日、イタリアのドラギ首相は、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領を独裁者と非難し、EUとトルコの関係をさらに悪化させる可能性があると述べた。
4月6日、同氏は、記者会見でエルドアン大統領とウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員長との会談で座席配置に関しての質問に応じた。
ドラギ氏は記者団に対し、「屈辱を受けた欧州委員長を気の毒に思う。これを踏まえ、独裁者と呼ぼう。」と述べた。
エルドアン大統領は、アンカラで行われた欧州理事会のシャルル・ミシェル議長との会談中にフォン・デア・ライエン氏が所在なげに立っている画像が広まり、厳しい非難を浴びている。
公式画像からは、同欧州委員長がメブリュト・チャブシュオール外相と対面するような形で着席した姿が確認できる。
トルコとEUは、会談中の座席配置についてお互いに非難した。これは、数ヶ月に及ぶ論争の後、関係においてより前向きな姿勢を示すことを目的としていた。
いくつかの欧州議会グループは、ミシェル議長が着席している間、フォン・デア・ライエン氏がソファに着席するまでの詳細の調査を要求した。
AFP