
グレーター・ニューヨーク・シティにおけるブラック・ライブズ運動(BLM)のリーダーであるホーク・ニューサム氏が水曜、アフリカ人、特にイエメンにおけるエチオピア人の窮状を国連に訴えるかもしれないと述べた。
アフリカ系アメリカ人に対する人種差別主義や人種差別的な行為に立ち向かう組織を率いるニューサム氏は、イエメンのような場所における黒人やエチオピア人移民に対して、アメリカの主流ニュースメディアがほとんど注意を払ってこなかったことにショックを受けていると話した。
「レイ・ハナニア・ラジオショー」のインタビューでこのBLMのリーダーは、人々は紛争の政治に注目するだけでなく、「それを超えた高い視線で見る」必要があると述べた。ニューサム氏が望んでいるのは、人々が米国内や国外で黒人が殺害されていることに目を向けることだ。例えば、先月フーシ派が管理するサアナの勾留センターで、44人のエチオピア人移民が虐殺された事件である。
「フーシ派が少数民族グループを標的にしているということに関しては、過去において明らかなことだった」と、アルアメリは述べた。
「もちろん、移民勾留センターで火事はあった。フーシ派には、イエメンのユダヤ人コミュニティやバハイ教徒コミュニティを標的にした歴史もある。フーシ派や彼らの少数民族に対するやり方については、これまで多くの問題がある」
ニューサム氏は、昨年3月からエチオピア人の虐殺について多くのことを学んでおり、ニューヨーク市のイエメン人コミュニティと連絡を取っていると述べた。しかし、フーシ派によるアルハマディ氏の誘拐については知らなかったという。
「アメリカや世界の多くの地域には大きな問題がある、その問題は白人至上主義というものだ」と、ニューサム氏は述べた。
「多くの人が、「ああ、人種差別主義を非難しているだけでしょ」と言うが、黒人に何かが起こった時は白人に起こった時ほど重要でないというのは、事実ではない。世界中で黒人に対し大量殺人や大虐殺が起こっている時は、誰も気にしない。しかし同じことが金髪で青い目の少数の子どもたちに起これば、誰もが気にするだろう」
「だから、エチオピアの兄弟姉妹のことや、彼らが殺されていることについて話し始めても、人々が眉を動かすことはほとんどない。黒人も、白人も、その中間のすべての人も。なぜなら、そのように洗脳されているから。みんな、メディアやテレビを通して、黒人の命は本当に大事なものではないというように教えられている。非常に多くの方法でそう教えられている。それが世界規模で行われているのだ」
*「レイ・ハナニア・ショー」は、デトロイトではWNZK AM 690で、ワシントンDCではWDMV AM 700で、米国アラブラジオネットワークが放送している。Facebook.com/ArabNewsでもライブ配信しており、インタビュー全体を見ることができる。