
トルコ、イスタンブール:トルコ軍は4月24日、テロ組織に指定されているイラク北部のクルド人武装勢力に対して、新たな地上作戦と空爆作戦を開始した、と政府関係者と国内メディアは伝えた。
「勇敢なトルコ軍の勇敢な奇襲部隊員たちは、イラク北部に上陸しています」と、防衛大臣がツイートに書いていたが、関与している兵士の人数については詳細に伝えなかった。
トルコのメディアは、ヘリコプターから奇襲部隊がメティナ地域に上陸し、戦闘機がクルディスタン労働者党(PKK)を目標にして爆弾を投下したと報じた。
トルコのテレビは、ヘリコプターから飛び降りるパラシュート部隊と、発砲する迷彩柄の兵士たちの映像を流していた。
トルコと国際社会の多くの国々からテロ組織に指定されているPKKは、トルコ国家に対する反乱のための拠点として、イラク北部の山地を何十年も利用している。
トルコ軍は定期的に越境作戦と、イラク北部のPKK基地への空襲を実施している。
2月にトルコは、イラク北部地方のダフークに潜伏していたPKK反乱分子に対して、「クロー・イーグル2」と呼ばれる作戦を開始した。
この作戦は、PKKが洞窟内に監禁していたトルコ兵12人とイラク人1人を救出することが目的の1つであったことから、論争を引き起こしていた。
PKKが13人の男性を解放せず処刑してしまったことで、トルコはPKKを非難した。
クルド人のトルコ国家に対する反乱で、1984年に始まって以降、何万人もの人々が死亡したと考えられている。
AFP通信