
アラブニュース
ロンドン:イラン国営テレビは、ミサイルが米国連邦議会議事堂を吹き飛ばす様子を映したプロパガンダビデオを放映した。
報道によると、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)は日曜日、イランの最高指導者であるハメネイ師のテレビ演説の直前にこのビデオを放送した。
11秒間の映像には、武装したIRGC部隊が隊列を組んで行進し、不明の場所でミサイルが発射され、続いて米国連邦議会議事堂が炎上するシーンが映し出されている。その後、イランの聖職者たちがエルサレムに向かって歩いている様子が映し出された。
トニー・ブレア研究所のアナリストであるカスラ・アラビは、この映像のBGMがイランの民族主義的な歌であることを指摘し、その歌詞の中で、米国の国会議事堂を「弾圧の宮殿」と表現し、「アラビ(イマーム・アリー)のIRGCによってそれが破壊され、クッズ(エルサレム)解放の吉報がイランから届く」と述べる。
この放映は、現在ウィーンで行われているイランと米国の核協議に合わせて行われた。報道によると、このビデオが放映された時点では、政敵同士が、放棄された2015年の核合意の再開に向けて合意に近づいていたとのことだ。