
ムハンマド・アブ・ザイド
カイロ: エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は、シェイク・タミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ首長からカタール訪問を要請された。
25日にカタールのシェイク・ムハンマド・ビン・アブドルラフマン・アール・サーニー副首相兼外相が、カイロでシーシ大統領と会談した際に、タミーム首長からのメッセージが伝えられた。
公式声明の中で、タミーム首長は二国間関係に関する議論を促進したいと述べた。
さらに両国民の願いに応えるため、二国間の経済協力について協議し、立場の違いを調整することを楽しみにしていると付け加えた。
ムハンマド外相は、アラブ地域の安全を守りアラブの大義を擁護するという点でシーシ大統領がリーダーシップを発揮し、エジプトが戦略的かつ極めて重要な役割を果たしていることに感謝の意を表した。外相はさらに、中東地域のレベルで安全と安定を確立するためエジプトがたゆまぬ努力を払っていることに謝意を表した。
加えてシーシ大統領とムハンマド外相は共同声明にて、両国の関係を強化するため「合同協議と調整を促進する」ことで合意したと発表した。
ムハンマド外相はさらに、エジプトのサーメハ・シュクリ外相と会談し、両国関係を「前向きに発展させること」について協議した。
シーシ大統領はムハンマド外相に、タミーム首長によろしく伝えるよう依頼し、ここ最近のエジプト・カタール関係の前向きな進展を喜ばしく思うと述べた。
大統領は、相互尊重・共通の利益・誠意に基づき、確固たる戦略的な政策を推進することにより、エジプト政府はアラブ諸国が団結できるよう全力で協力し支援すると繰り返した。
両者は、高官による相互訪問を含め、エジプトとカタール間の協議と共同調整を促進することで合意した。
会談では、両国間の経済協力や投資を促進することの重要性が強調された。
会談には、エジプト総合諜報局のアッバス・カメル局長とカタール国家公安局のアブドラ・アル・ハリフィ局長も同席した。