
アラブニュース
ドバイ:イラクは、アル・ハシュド・アル・シャアビとも呼ばれる民兵組織「人民動員軍(IMF)」の司令官であるカシム・ミュズレー氏を釈放した。ニュース衛星放送アルアラビーヤが報じた。
同司令官は5月26日、過激主義の容疑で、イラク内務省の管轄部隊に逮捕された。
火曜日、ミュズレー氏の釈放についての相反する報道が流れた。人民動員軍に近い情報筋は、イラクは「証拠不十分でミュズレー氏を釈放した」と語った。
しかし政府関係者は日刊紙アッシャルクル・アウサトに対して、「まだ決定は出ておらず……おそらく数日かかるだろう」と述べ、釈放の信憑性については否定しなかった。
人民動員軍の関係者の中には、釈放された司令官をカルバラで喜んで受け入れたいとの意向を示す者たちもいたが、別の関係者らによると、イラク政府高官と人民動員軍の間で口論があり、ミュズレー氏の解放が延期されたとの情報もある。
火曜夜の時点では、政府も司法もミュズレー氏に関する公式コメントを発表しておらず、人民動員軍のプラットフォーム上に司令官の解放後の画像は公開されていない。
ミュズレー氏は、イラク国内のイラク国民や米国派遣団への攻撃を実行したとされる民兵組織のリーダーだ。