
アラブニュース
アンマン:イエメンのムアンマル・アル・イリヤニ情報相は土曜日、フーシ派民兵組織が今年に入ってから55発以上のイラン製弾道ミサイルでマアリブの住宅地、難民キャンプ、そして民間人を標的にしたと非難した。
アル・イリヤニ氏は、イランの支援を受けるフーシ派が、1月1日から6月10日にかけて、無人機12機、カチューシャロケット3発、飛翔体6個、爆発物7個を発射したことが統計で確認されたと述べた。
アル・イリヤニ氏は加えて、フーシ派が同期間にマアリブ県で行った攻撃で死傷した民間人が344人に上ることが統計で明らかになったと述べた。アル・イリヤニ氏は一連のツイートで、絶え間のない爆撃により、104人の民間人、3人の女性、15人の子どもが死亡し、180人の民間人、12人の女性、30人の子どもが様々な程度の負傷を負ったと明らかにした。
イランの支援を受けるフーシ派は、国際的に承認された政府から石油と天然ガスが豊富なマアリブ県を奪取するため、2月に大規模な攻勢を開始した。マアリブは、紛争が始まって以来、戦闘から逃れてきた何万人もの国内避難民の安全な避難場所としての役割を果たしてきたため、広く非難の声が上がっている。
アル・イリヤニ氏は、「テロリストのフーシ派民兵組織は、大規模な軍事行動を開始して以来、マアリブ県の各地で住宅地、民間の所有物、そして難民キャンプを爆撃している。これは組織的かつ意図的な民間人の殺害で、国際法や国際条約に違反し、戦争犯罪や人道に対する罪に該当する」と述べた。
アル・イリヤニ氏はさらに、国際社会、国連、そして安保理常任理事国は、法的・道徳的な責任を果たし、女性や子どもが犠牲になるような毎日のように続く復讐目的の民間人殺害をやめるよう、フーシ派に圧力をかける必要があると述べた。
アル・イリヤニ氏はまた、フーシ派をテロ組織に再指定し、フーシ派の指導者を戦争犯罪者として訴追するよう、国連に要求した。
先週の土曜日、フーシ派が発射した弾道ミサイルにより、政府の支配下にある都市で5歳の少女を含む少なくとも21人が死亡し、数十人が負傷した。
ミサイルはイエメン中部マアリブのローダ地区にあるガソリンスタンドを直撃した。その直後、イランの支援を受けるフーシ派は爆発物を搭載した無人機を発射し、負傷者を病院に搬送するために駆けつけた救急車2台を破壊した。
一方、サウジアラビアの駐イエメン大使は、サウジアラビアとアラブ連合軍はリヤド合意の完全な履行に向けて合意の当事者双方と常に協力していると述べた。
「我々は、すべての当事者がイエメン国民の利益を何よりも優先することを期待している。また、アデンへのイエメン政府の帰還を早め、イエメン政府が国民の苦しみを和らげ、合意のすべての側面を完全に履行するための任務を遂行できるようにすることをすべての当事者に期待している」とモハメド・アル・ジャベール大使は述べた。