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イスラエルとガザの破壊行為、先月の戦闘以来初めて勃発

ガザ市のビル上の夜空に光る爆発。パレスチナの飛び領土に向けたイスラエル軍の砲撃である。2021 年 6 月 16 日早朝。(AFP)
ガザ市のビル上の夜空に光る爆発。パレスチナの飛び領土に向けたイスラエル軍の砲撃である。2021 年 6 月 16 日早朝。(AFP)
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16 Jun 2021 04:06:51 GMT9
16 Jun 2021 04:06:51 GMT9
  • ハマスの報道官は、イスラエル軍の攻撃についてはっきり言及し、パレスチナ人は、彼らの「勇気ある抵抗」を遂行し、「彼らの権利」そしてエルサレムの「聖域を守り」続けることだろう、と話した

ガザ : イスラエルは水曜日、ガザ地区に空爆を行った。これは、先月の 11 日間におよぶ国境線を超えた戦闘が終結して以来初めてのことで、パレスチナ自治区から発射された発火バルーンに対抗するものだ。

この突然の攻撃は、ユダヤ人民族主義者が東エルサレムで火曜日に行った行進の後に起きた。そして、イスラエル新政権にとって初めての試金石となった。この行進によって、ガザを支配する軍事組織ハマスが行動を起こすことが危惧されていた。

イスラエル軍の戦闘機は、ガザ市と南部の街ハーン・ユーニスにあるハマスの武装工場を攻撃した、とイスラエル軍は発表した。同軍は、「ガザからの継続的なテロ行為に直面しており、戦闘の再開を含めてあらゆる筋書きに備えている。」

攻撃は、バルーン発射に対抗するものだ、と軍は発表した。イスラエルの消防隊によれば、このバルーンによって、ガザ国境近くの開放耕地では 20 件の火災が発生したことが報告された。

ハマスの報道官は、イスラエル軍の攻撃についてはっきり言及し、パレスチナ人は、彼らの「勇気ある抵抗」を遂行し、「彼らの権利」そしてエルサレムの「聖域を守り」続けるだろう、と話した。

数時間前、旗をなびかせた数千人におよぶイスラエル人が、エルサレム旧市街のダマスカス門周辺に集結し、その後、ユダヤ教の聖なる嘆きの壁に向かった。このことは、パレスチナ人の怒りと非難を引き起こした。

イスラエルは、1967 年の戦争で東エルサレムを占領、後に併合したが、これは国際的には認められなかった。イスラエルは、街全体を首都と考えている。パレスチナ人は、東エルサレムが、ヨルダン川西岸地区およびガザを含むであろう将来の国家の首都となることを望んでいる。

火曜日の行進に先立ち、イスラエルは、対空ミサイルシステム、アイアンドームの配備を強化した。ガザからのロケット弾による攻撃の可能性に備えるためである。

しかし、エルサレムでは、行進に参加した人々は陽が落ちて以降、徐々に四散し始めたため、ガザ地区からのロケット弾による攻撃の兆候は見受けられなかった。

行進は、もともと「エルサレムの日」の祝賀行事の一環として 5 月 10 日に予定されていた。この日は、イスラエルが東エルサレムを獲得したことを祝う日である。

最終的に、行進は、ダマスカス門や旧市街のイスラム教徒地区から離れたものの、エルサレムに向かってロケット弾を発射すること、そして先月の戦闘を帳消しにする攻撃を、ハマスに思いとどまらせるには十分ではなかった。

ロイター

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