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日銀、金融緩和策に柔軟性を=IMF対日審査団長

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16 Apr 2023 08:04:27 GMT9
16 Apr 2023 08:04:27 GMT9

ワシントン時事:国際通貨基金(IMF)の対日審査団長を務めるラニル・サルガド氏は14日、日銀は植田和男新総裁の下で金融緩和策の柔軟化に努めるべきだと表明した。日本の物価見通しは「上下双方向に振れるリスクがある」と指摘。全体として緩和策を維持しつつ、インフレが進む事態にも備えるよう促した。 

欧米の中央銀行がインフレ抑制に向けて利上げを進める中、新体制が発足した日銀は10年間続いた異次元金融緩和の見直しが課題となる。サルガド氏はIMF本部で記者団に対し、日本国債の利回りを低く抑え込む「長短金利操作」など、一連の緩和策のあり方について見解を示した。

サルガド氏は、日本のインフレ圧力が比較的弱いことから、日銀は短期金利をマイナスに維持する強力な緩和策を続けつつ、市場の機能を改善するために「長期金利により柔軟性を持たせることが重要だ」と強調。日本における将来のインフレ進行を念頭に、長期金利の柔軟化は急激な金融政策の変更を回避するのに役立つとも説明した。

時事通信

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