
エルサレム : イスラエル警察は金曜日、エルサレムのアル・アクサモスク群における衝突で、パレスチナ人 10 名を拘束し、そのうち 9 名が負傷したが、それは抗議の投石を行ったため、警官がゴム弾を発砲したからだ、と警察と衛生兵は発表した。
毎週の祈りの後、およそ 1,000 人がモスク群に集結し、「神は偉大なり」と声を上げ、パレスチナの旗を掲げる者もいた、と AFP の報道記者は話した。
デモ隊の中には警察に投石を行った者もいて、一帯を占拠した、と AFP 報道記者は話した。
「数十人の若者が治安を乱し、警察に投石を行い始めました」、と警察は声明で発表し、「10 名の容疑者を逮捕しました」と加えた。
9 名が負傷し、そのうち 3 名は、対峙の最中に「殴打、ゴム弾、そして音響弾」により負傷したため、入院することとなった、とパレスチナ赤新月社は発表した。
この対峙が起きたのは、ユダヤ人民族主義者が火曜日、イスラエルが併合した東パレスチナをデモ行進したことに対し、パレスチナ人が抗議を行った後のことだった。民族主義者たちはイスラム教を侮辱し、「アラブ人に死を」と叫んでいた。
アル・アクサはイスラム教では第三の聖地であり、ユダヤ教においても神殿の丘として崇められている。この地にはかつて、2 つの神殿が建てられていた。
5 月初旬、警察とイスラム教崇拝者の対峙は、数年来で最も血なまぐさい戦闘へと激化した。ガザではイスラエルとパレスチナ人過激派の間で、紛争が勃発した。
イスラエルとガザの支配組織ハマスの間で 5 月 21 日、束の間の停戦が結ばれ、11 日間におよぶ激しい戦闘に終止符が打たれた。
アル・アクサ群は東エルサレムにある。東エルサレムは、国際社会のほとんどが承認しない方法で、イスラエルが 1967 年に併合した。
金曜日は、パレスチナ人が抗議を行った二日目となった。
先日、ダマスカス門でデモ行進を行った 8 名を逮捕した、と警察は発表した。そこは、エルサレム旧市街の入り口で、ユダヤ人民族主義者による行進が集結した場所だ。
また金曜日には、占領地ヨルダン川西岸地区のナーブルス近郊で、パレスチナ人が抗議を行った。ベイタ村の地にユダヤ人居住区が拡大することに反対したためだ。
治安部隊は催涙ガスとゴム弾で攻撃し、47 名が負傷した、と赤新月社は発表した。
AFP