
アルジェ:アルジェリアのアブデルマジド・テブン大統領は、投票率が低迷した議会選挙の後、土曜日に新政府樹立に向けた協議を開始したと、大統領府の声明は伝えた。
与党の民族解放戦線(FLN)は、6月12日に行われた投票で最多の議席を獲得したが、記録的な数の棄権者が出て、投票率はわずか23%にとどまった。
アブデラジズ・ジャラド首相は木曜日、内閣の総辞職をテブン大統領に提出したが、大統領は同氏に引き続き現行の問題の処理するよう求めた。
「政府の樹立に向けた広範な政治的協議の関連で、アブデルマジド・テブン大統領は(土曜日に)民族解放戦線のアブ・エル・ファドル・バージ事務局長と政治局のメンバーを迎えた」と、大統領府の声明が伝えた。さらに「大統領はまた、アブデルワバブ・アイト・メングレ氏(ティージー・ウズー市の市長)が率いる無党派層の代表も迎えた」という。
アイト・メングレ氏は、有権者の投票率が1%に満たない無党派層を率いていた。
協議は水曜日まで行われる予定である。
この記録的な棄権率は、その信頼性をほぼ失ったと見做されている政治階級に対するアルジェリア人の幻滅感と反抗の表れであると考えられている。
与党FLNは、1962年にアルジェリアの長年にわたる対仏独立闘争から成立し、1990年の初の複数政党制による総選挙まで唯一の政党であったが、今回、国民議会の407議席のうち98議席を獲得した。
AFP