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フーシ派の弾道ミサイル攻撃により、子どもを含む13名の民間人が死亡

イエメンの合法政府派の兵士らがアル・ジャウバの前線近くで陣取り、イランが支持するフーシ派組織の攻撃に備えている。イエメン北東部・マアリブ県にて。(AFP通信)
イエメンの合法政府派の兵士らがアル・ジャウバの前線近くで陣取り、イランが支持するフーシ派組織の攻撃に備えている。イエメン北東部・マアリブ県にて。(AFP通信)
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30 Oct 2021 05:10:58 GMT9
30 Oct 2021 05:10:58 GMT9
  • 犠牲者は部族長の親族
  • 28日の攻撃で11軒の住宅が損傷、16人が負傷

サナア:イエメンの反政府組織が発射したミサイル攻撃により、戦略的な要衝・マアリブ南部の部族長の住宅が被害を受け、13名が死亡。その中には1人の子どもも含まれていた。軍と医療機関の関係者が29日に発表した。

「フーシ派の発射した弾道ミサイルが28日夜、アル・ジャウバのシェイク・アブドル・ラティフ・アル・キブリ氏の自宅に着弾した。政府側で戦闘を行う部族長らによる、会議の最中だった」と、政府の軍当局者が伝えた。

「子ども1人を含む、13名が亡くなった」と当局者は付け加えた。死亡者数については、現地の医療機関も確認した。

28日のミサイル攻撃により、子どもに加え、4人の部族長も亡くなったと軍当局者は述べた。

関係者によると、攻撃で少なくとも11軒の住宅が被害を受け、16人の民間人が負傷した。

イエメンのムアンマル・アル・エルヤニ情報大臣はツイッターで、アル・キブリ氏の2人の息子を含む少なくとも12名が死亡したが、アル・キブリ氏自身の安否は不明だと述べた。フーシ派の「民兵組織は一般市民に対して最大限の犠牲を与えるために、組織的・計画的に村や家々を砲撃しており」、何百もの家族が自宅を離れ、避難することを余儀なくされたとツイートした。

イエメンを支持するアラブ連合軍は、反政府組織がマアリブに到着するのを防ぐため、10月11日から激しい空爆作戦を実施してきた。

連合軍によると、空爆開始後、約2000人のフーシ派戦闘員がマアリブの南約50kmのアル・ジャウバや他の2地域で殺害された。

アル・ジャウバではここ数日、激しい戦闘が続いている。

今月初旬にはフーシ派の部隊がマアリブ南方のアブディヤにまで前進した。

フーシ派はアブディヤで「大量虐殺を実行」しており、食糧や医薬品、その他の必需品がアブディヤに輸送されるのを阻んでいると、マアリブ県のシェイク・スルタン・アル・アラダフ知事は述べた。

AP

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