
ムハンマド・アブ・ザイド
カイロ:カイロ国際空港に到着した乗客は、ワクチン接種の完了証明を持っていれば、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査を受けずにエジプトへの入国が許可されると関係当局が発表した。
カイロ空港では、ワクチン接種証明書を所持している到着客について、2回目の接種を受けてから14日間が経過していれば、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査を受けなくてもエジプトへの入国を許可する緩和措置の実施が始まっている。
同空港検疫部のハーゼム・エマム部長は、新規則に違反した航空会社には1,000ドルの罰金が科せられると明らかにし、また今回の措置によりシャルム・エル・シェイク国際空港やハルガダ国際空港などの他の空港の負担も軽減されるだろうと語った。
「新しい措置の実施からまだ48時間しか経っていませんので、今のところはほとんどの到着客がPCR検査の陰性証明書を提示していますが、まもなくワクチン接種済証明の提示を求めることになります」
「すでにワクチン接種を入国の条件としている他の国々では、その条件により旅行に関係する多くの人々がワクチンを接種するようになっています」とエマム氏は説明している。
各空港および港に配布された書面の中で当局は、エジプトへの入国は、新型コロナ変異株の影響を受けていない国からの到着である限り、フライトの少なくとも2週間前に世界保健機関(WHO)およびエジプト医薬品庁によって承認されたワクチンの2回の接種を済ませているすべての乗客に許可される、と述べている。。
承認されているワクチンは、スプートニク、ファイザー、アストラゼネカ、モデルナ、シノファーム、シノバック、およびジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J、接種1回で完了)となっている。