
モハメド・アブ・ザーイド
カイロ:アブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は火曜日、中東の包括的な平和を実現するため、パレスチナとイスラエルの間で公正かつ永続的な解決策を得るためのあらゆる努力をエジプトが支持することを確認した。
イスラエルのナフタリ・ベネット首相の就任後、両者が話すのは初めてとなるが、同首相への電話で、エル・シーシ大統領は、パレスチナ人とイスラエル人の間の緊張の激化を防ぐことの重要性や、パレスチナ自治区の再建のためのエジプトの努力を支援することの重要性を強調した。
エジプト大統領府のバッサム・ラディ報道官は、電話では二国間関係の進展についても協議が行われたと語った。
ベネット首相は、エジプトが地域の安全と安定を実現し、ハマスとイスラエルの停戦合意を仲介するために行った努力に感謝の意を表した。同氏はまた、エジプトによる収監者交換の交渉への後援や、アメリカの支援のもとで両国が和平協定に署名して以降に達成された成果を称賛した。
先日の同氏にとっては初めてとなる安全保障会議の後、ベネット氏は、ガザ地区からの暴力やロケット弾の発射は受け入れることができず、また政府はいかなる無法なテロ組織も容認しないと述べ、「テルアビブの忍耐は尽き果てた 」と強調した。
ここ7年の間に行方不明となっている兵士やイスラエル国民の遺体をハマスが保持していることについて、同氏は、「私たちは彼らを連れて帰るために全力を尽くす」と語った。
エジプトは、エルサレムのアル・アクサモスク周辺でのイスラエル警察の襲撃や、エルサレムのシェイク・ジャラー地区からパレスチナ人を追い出す計画に対してパレスチナ人が怒りをあらわにする中、5月10日に発生し11日間続いた紛争の後、イスラエル・パレスチナ間の緊張が激化するのを阻止するために尽力している。