イスラエルと韓国が新型コロナウイルスワクチンの交換で合意

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イスラエルと韓国が新型コロナウイルスワクチンの交換で合意

イスラエルと韓国が新型コロナウイルスワクチンの交換で合意

2021年7月5日、テルアビブで開かれた10代へのワクチン接種を促すキャンペーン中に、ファイザー/ビオンテック社製新型コロナウイルスワクチンを準備するイスラエルの医療従事者。（AFP）

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06 Jul 2021 08:07:01 GMT9

韓国は保有する新型コロナウイルスワクチンを迅速に配布してきたが、世界的に供給が逼迫する中、十分な量をタイミング良く入手するのに苦労している

エルサレム/ソウル：イスラエルは期限が切れるファイザー・ビオンテック社のコロナウイルスワクチン約70万本を今月中に韓国に提供し、韓国はファイザー社に発注済みの同数のワクチンを9月と10月にイスラエルに返還する。韓国は保有する新型コロナウイルスワクチンを迅速に配布してきたが、世界的に、特にアジアで供給が逼迫する中、十分な量をタイミング良く入手するのに苦労している。

「これはウィン・ウィンの取り引きだ」と、イスラエルのナフタリ・ベネット首相が6日、取り引きを発表する声明の中で述べた。「一緒にパンデミックを克服しよう」。

非常に素晴らしい形でワクチン接種をスタートさせた後、イスラエルは同国の人口の約55％に2回の接種を実施し、感染者数は頭打ちになっている。韓国疾病管理庁（KDCA）のチョン・ウンギョン庁長は、この取り引きにより、韓国は、他の人との接触が多い一部の業界の従業員への接種実施を含め、同国のワクチン接種計画を加速させることが可能になると述べた。

誰がワクチン接種を受けるかについては地方自治体が判断するが、考えられる例としては、道路清掃員、配達員、小売店従業員などが含まれると、同氏は述べた。

韓国当局は先週、主にファイザー製ワクチンのようなmRNAワクチンを、少なくとも国民の70％に最低1回接種することで、現在の目標の11月よりも早い時期に集団免疫を獲得したいと発表した。チョン氏は、もしワクチン接種が計画通りに進み、韓国がイスラエルに合意した量を送り返した後、年内に余剰分が出た場合には、韓国も他の国との備蓄の共有を検討すると述べた。

韓国は、なかなか収まらない小規模な流行と闘っており、当局がソーシャルディスタンスのルールの一部緩和を遅らせることになっている。KDCAは、5日午前0時時点で746人が新型コロナウイルスに新たに感染したことを報告し、同国の累計感染者数は、死者2032人を含む16万1541人にまで増加した。

ロイター通信

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