
エルサレム:イスラエルはデルタ変異株の感染が広がる中、新型コロナウイルス感染者の増加に対抗するためにより強力な衛生規制を計画していると、首相府が声明で述べた。
新たなプランが議会で承認されれば、100人を超える屋内イベントへの参加が許されるのは、ワクチン接種を完了した人とコロナウイルス感染症から回復した人だけになる。
また、飲食時以外はマスクの着用が必須となる。
この議案は首相府と保健省、経済省によって作成された共同プランだ。
保健省は感染者との接触者と戻ってきたワクチン未接種の住人について、テスト結果が陰性の場合の隔離期間を10日間から7日間に短縮するとしている。
イスラエルは、効果に関する広範囲な健康データの提供と引き換えにファイザー社から数百万回分のワクチンを入手し、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種の先駆者となった。ファイザー – ビオンテック・ワクチンを世界で最も早く接種し始め、成人の約85パーセントを含む、人口の55パーセント以上に2回接種を完了している。
感染者数は劇的に減少し、イスラエルは6月初旬に多くの規制を緩和した。
しかし直後に感染者数が増加したため、保健省は閉鎖された公共の場でのマスク着用を再び義務付けた。
この24時間で600件以上の感染が報告されており、1週間前の1日平均およそ200件より増加している。
ナフタリ・ベネット首相は水曜にイスラエル国民に対し、閉鎖的な公共の場ではマスクを着用し、旅行を避けるように呼びかけた。
首相は「ワクチンはデルタ変異株に対抗するには十分ではない(中略)新たなロックダウンを実施せずにコロナウイルスに打ち勝つためには市民の協力が必要だ」と述べ、12歳から16歳の子ども達のワクチン接種を呼びかけた。
AFP