
ワシントン:米ホワイトハウスは16日、バイデン米大統領が今月イラクのムスタファ・アル・カディミ首相をホワイトハウスに招くと発表した。
7月26日の会合は、「米国とイラク両国の戦略的パートナーシップを強調する」ものであると、ホワイトハウスが声明を出した。
カディミ氏はバグダッドで15日、米国特使のブレット・マクガーク氏とイラクからの米軍撤退について話し合った。
イラク領土内には、2014年以来「ダーイシュ」掃討を支援するために3,500人の外国人兵士が駐留している。そのうち2,500人が米兵である。
ワシントンでの会談では、カディミ氏が米軍撤退の具体的な日程を強く求めるものと思われる。撤退が完了するまでには何年もの期間が必要とされる。
イラクは米国とISに対する敵意を共有しているが、長い間、米国イラン間の激しいライバル関係の舞台であった。ここ数ヶ月でアメリカの標的に対するロケット攻撃と無人機攻撃が頻発している。
イラク西部では、米軍が駐留するアイン・アサド空軍基地に向けて14発のロケット弾による攻撃があり、バグダッドにある米国大使館の近くにも3発が着弾したが、その後1週間程でカディミ氏とマクガーク氏の会談が持たれた。
これ以前にもイラクにある米軍および外交関連施設に対する攻撃は頻発に行われていた。これらの攻撃は、国家が支援する準軍組織内の親イラン武装グループによるものと見られている。
米軍は先月、イラク・シリア国境沿いで親イラン民兵組織に対し空爆を行った。
AFP通信