
ドーハ:米国は、アフガニスタンからカタールに避難させた5万7000人のほとんどを既に湾岸諸国外に移動済みで、カタールの米軍基地に残っているのは1,400人以下であると米軍准将が土曜日に発表した。
米国は先月、タリバンによるアフガニスタンの国土掌握が進む中、米国主導の大規模空輸作戦の一環で自国民やアフガニスタン人など約12万4千人をカブールから避難させた。
ジェラルド・ドノヒュー准将が記者団に語ったところによると、カタールから待避した人々の一部は米国に入国したが、他の人々はヨーロッパで手続き待ちとのことだ。
カタールのアル・ウデイド空軍基地に留まっている1,400名の多くは土曜日に出発する予定だが、治療が必要な一部のグループは移動が可能になるまで滞在するとのことだ。
アル・ウデイド空軍基地ではアフガン人もそれ以外の国籍の人も受け入れ、ピーク時には1万7500人以上の避難者がいたと准将は話す。
避難作戦中に基地で9人の新生児が誕生したと同准将はさらに説明した。
危険にさらされたアフガニスタン人が避難した緊急発進に続き、今は何千人もの人々が第三国の「中継ハブ」で待機しているところだ。渡航書類を所持していなかったり、米国ビザを申請中だったり、同じ家族内でもビザがある者とない者がいたりするためだ。
アフガニスタン人がアメリカに入国するためには、煩雑な入国手続きのハードルを乗り越えなければならないからだ。
ロイター