
アラブニュース
ニューヨーク:国連と国際社会は、イエメンで続く激しい紛争を終結させるための「共通の責任」を有している、と国連のイエメン担当特別使節が10日に述べた。
ハンズ・グランドバーグ氏は、イエメン担当の新国連特使としての立場で安全保障理事会に対し初のブリーフィングを行い、自身の在任期間の開始は「それぞれが持つ責任を再評価する」時間に費やされるべきであると述べた。
「国連の取り組みを支援するイエメンの近隣国関係者や安保理メンバーのイニシアチブは高く評価されており、また継続してゆく必要があります」と特使は警鐘を鳴らした。
スウェーデン人の外交官であるグランドバーグ特使は、イエメンとその近隣地域、また国際社会の協力者らとの初の会議が「まもなく開始される」と述べ、イエメン政府の「ハーディ大統領や他の要人と会うためにまもなくリヤドへ出張することになる」と伝えた。
グランドバーグ氏はまた、フーシ派の指導部や「サナアを拠点とする他の関係者、そしてイエメン全域の関係者ら」と会うことを楽しみにしていると述べた。
特使はまた、自身とそのチームがイエメンにおいてイエメン人らとできるだけ多くの時間を過ごす準備ができていると付け加えた。
「私は毎月安保理に戻り、こうした議論を率直かつオープンに熟考したいと考えています。そして私の任務を前進させるため、皆様からの具体的で協調的な支援を求めます」と発言した。
グランドバーグ特使はイエメンの平和を達成するための努力の一環として、リヤド、マスカット、アブダビ、クウェート、テヘラン、カイロなどの地域の指導者らとも会うと述べた。
また、「何千人もの若いイエメン人が命を落とした」件についてマアリブへ継続的に侵攻するフーシ派を厳しく非難した。
特使は、国連と国際社会は民兵に攻撃をやめるよう促すことを明確にしていると付言した。