
パレスチナ自治区ラマッラー: イスラエルの刑務所に収監されているパレスチナ囚人たちは、今週、収監者約1400人によるハンガーストライキを予定していたが、要求が満たされたとして中止を決定した。パレスチナ人組織が15日に発表した。
9月6日に、イスラエル北部にある警備が厳重な刑務所から6人のパレスチナ民兵が、シンク下にトンネルを掘るという劇的な脱獄計画を実行して以来、緊張が高まっている。6人のうち4人は捕まった。
非政府組織「パレスチナ囚人クラブ」によると、数百名のパレスチナ人収監者が他の刑務所へ移送され、私物を没収されたという。
パレスチナ当局が囚人たちのために委託した同クラブは、17日からのハンスト計画を発表していた。
イスラエルの刑務所に収監されている4000人以上のパレスチナ人のうち、約1380人が今週金曜の17日からハンストに突入し、来週には他の収監者たちも加わる予定であった。
しかしパレスチナ囚人クラブは15日、「集団処罰の中止」を含む「要求が満たされたことを受け、集団ハンストを見合わせる」ことにしたと発表した。
イスラエル監獄局報道官は、15日時点ではハンガーストライキの始まる兆候はないと述べたが、囚人たちの要求が満たされたとする主張へのコメントについては拒否した。
AFP