
テヘラン:イランは、新型コロナウイルスにより1年以上閉鎖されていたテヘランやその他の都市にある博物館を、19日に再開した。
「感染リスクが非常に高いことを示すレッドコードが解除されたテヘランを始めとする大都市の博物館が、19日に再開しました」とイランの博物館の長官であるムハンマド・レザ・カルガール氏は述べた。
「観光客や来訪者の方々には、(感染防止)措置を遵守しながら再び来館していただけることになりました」
1000年の歴史をもつイランには、746という夥しい数の博物館があり、そのうち首都テヘランには170ある。
過去14ヵ月間は、学生、研究者、スタッフしか入場が許可されなかったという。
イランの博物館は、コロナのために2020年5月に閉館を余儀なくされたが、その前年には2100万人以上が来館していた。
19日、青銅器時代や鉄器時代にまで遡る素晴らしいコレクションを所蔵するイラン国立博物館は、まだ閑散としていた。
「人々が戻ってくるには、ニュースが広まり、学校が再開するのを待つ必要があります」と同館でイスラム以前の収集品の担当責任者を務めるフィロウゼハ・セピドナメハ氏は説明した。
中東で最も感染症が蔓延したイランでは、19日に保健省が発表した数字によると、これまでに540万人以上の感染者と11万7000人の死者が確認されている。
人口8300万人のうち、2900万人が1回目のワクチン接種を受け、1400万人近くが2回の摂取を済ませた。
AFP