

ベイルート:政府軍と武装グループが月曜日、シリアの反体制派の最後の拠点が置かれる町の外れで激しい衝突に陥り、2日間で96人の戦闘員が死亡したと、戦争監視団が発表した。
イドリブ地域の外れで土曜日以降発生している戦闘では、ロシアが仲介する停戦が8月末に発効して以降最も多くの死者が発生していると、シリア人権監視団が発表した。
「戦闘は、月曜未明にイドリブ南東部の農村部の複数の防衛線上で激しさを増した」と、イギリスに拠点を置くこの監視団体は発表した。
48時間で政府軍の戦闘員51人が死亡し、一方、31人のジハーディストを含む反体制派の45人も命を失ったと、監視団は発表した。
シリア政府は通常、死傷者数を明らかにしない。
シリアで8年間続く内戦で避難を強いられた多くの人々を含め、300万人前後が住んでいるイドリブ地域は、旧アルカイダ系関係者が占めるグループによって、大部分が支配されている。
これは、シリアのバッシャール・アサド大統領を支える軍に最後まで抵抗を続けている反体制派組織の1つだ。
政府は最終的にトルコとの国境に位置する北西部の地域を再び掌握することになると、大統領は長く繰り返してきた。
昨年8月の停戦では、1,000人前後の民間人が死亡し、何十万人もの人々が家を追われることになったロシアが支援する体制派の壊滅的な攻撃が続いて数ヶ月が経ち、比較的平穏な状態がもたらされた。
シリアの戦争は、2011年に反政府抗議運動の残虐な抑圧で勃発して以降、37万人の死者を出し、何百万人もの人々が避難を余儀なくされた。
AFP通信