

アラブニュース
リヤド:日曜日早朝、住居にいたイラク首相は暗殺を狙ったドローン攻撃を受けたが無事だった。
少なくとも5人が負傷した事件の後、ムスタファ・アル・カディミ首相はテレビの録画映像で無事であることを伝えた。
安全な場所に避難したアル・カディミ首相は、イラクの利益のために冷静さと抑制を求めた。そして治安部隊を支援し、国の安全を確保して法を守ると述べた。
また、治安部隊はドローン1台を使った攻撃の犯人を追跡中だとし、銃撃のような音が聞こえるバグダッドの映像も放送した。
米国務省のネッド・プライス報道官は「明らかなテロ行為を強く非難する。イラク治安部隊と緊密に連絡を取り合っている。米国がイラクとの連携に対する義務を果たすことは変わらない」と述べた。
首相の住居は厳重な警備が敷かれているグリーンゾーン内にある。
金曜日、アル・カディミ首相は、イラク治安部隊と10月の選挙結果に抗議している政党支持者との衝突を調査する委員会の設立を命じた。
バグダッドのグリーンゾーン近くで親イランのハシュド・アル・シャアビ支持者数百人がデモを行い、弾丸を投げ、交通を封鎖した。治安部隊が出動したが、デモ参加者1人が死亡し、約100人が負傷している。
親イランのグループはデモ参加者に対して発砲が行われたと述べたが、保健省はその主張を否定した。
有権者はそれまで権力を握っていたファタハ同盟に背を向け、その議席数は48席からわずか14席に減った。
同盟は、イラン政府の影響力が高まっている証拠とされた2018年の前選挙で第2党になったハシュド・アル・シャアビの候補者から成る。
その選挙の結果、2019年10月に反動が起こり、数十万人のイラク人が汚職、失業、外国の影響に反対する「ティシュリーン」抗議運動を行った。治安部隊とハシュド・アル・シャアビの民兵は、暴力的な取り締まりを行い、約600人を殺害した。