
エルサレム:警察によると、17日、城壁に囲まれたエルサレムの旧市街で16歳のパレスチナ人がイスラエルの警察官2人を刃物で襲い、その場で警備隊に撃たれて死亡した。
イスラエルの救急隊の広報担当者によると、国境警備にあたっていた警察官が軽症を負った。
現時点でパレスチナ側からの発表はない。
イスラエルは1967年の中東戦争で東エルサレムの旧市街などの地域を占領した後に併合したが、国際的には認められていない。
パレスチナ人は、東エルサレムを建国を目指している国の首都に定めたいと考えている。それに対しイスラエルは、街全体が永久的な首都で不可分だと主張している。
パレスチナ人がイスラエル人を狙った刺傷事件は、和平交渉が崩壊してから1年後の2015年以降、散発的に起きている。その多くは武装組織とつながりのない人物による犯行だ。
ロイター