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スーダン軍、ハムドゥーク首相の復職に合意

2021年11月21日にスーダンの民政移管プロセスを回復させるための合意に署名する軍トップのアブドゥルファッターフ・ブルハン将軍 (左) とアブダッラー・ハムドゥーク首相 (右) 。 (AFP)
2021年11月21日にスーダンの民政移管プロセスを回復させるための合意に署名する軍トップのアブドゥルファッターフ・ブルハン将軍 (左) とアブダッラー・ハムドゥーク首相 (右) 。 (AFP)
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22 Nov 2021 01:11:58 GMT9
22 Nov 2021 01:11:58 GMT9
  • 政権移行期間中、ハムドゥーク氏はテクノクラートから成る文民政府を率いる。
  • ハムドゥーク氏は流血を止めるため協定に合意したと述べた。

ハルツーム: スーダン軍は日曜日、アブダッラー・ハムドゥーク首相を復職させ、拘束されていた全ての閣僚らを解放したと発表した。スーダンでは軍が数週間前にクーデターを起こして以来、死者が出る状況が続いていた。

軍のトップであるアブドゥルファッターフ・ブルハン将軍との合意の下、ハムドゥーク氏は政権移行期間中、テクノクラート(実務官僚)から成る文民政府を率いる。

ハムドゥーク氏は流血を止めるため協定に合意したと述べた。

またハムドゥーク氏は、「スーダン人の命はかけがえのないものだ。流血を止め、若者のエネルギーを建設や発展に向けよう」と語った。

一方で、軍と共同統治を行っていた民主化勢力は以前「クーデター支持者」とのいかなる話し合いにも応じないと述べており、日曜日には抗議デモを続けるよう求めた。

今回の合意のニュースが流れた後も、昼過ぎには数千人の抗議者がハルツームの大統領官邸に向かって行進し、ブルハン氏の失脚を求めた。

10月25日に軍が権力を掌握した後、ハムドゥーク氏は自宅軟禁され、30年にわたるオマル・アル・バシール大統領の独裁政権が2019年に崩壊して以来進められていた民政移管が阻まれていた。

軍はハムドゥーク氏の内閣を解散し、バシール大統領の失脚後、合意に基づき共同統治を行っていた文民出身の閣僚らを拘束した。

クーデターの後、軍に反対する民衆の抗議デモが起きた。抗議デモに賛同する医療従事者によると、ますます暴力的になっていた治安部隊の抗議デモに対する対応で40人の民間人が死亡した。

ハムドゥーク氏に近い情報筋によると、バシール大統領の失脚後、2019年に軍民が署名した憲法文書が今後の交渉の基盤になるという。

一方、抗議デモを率いる活動家グループは、クーデター以来、軍に政治に一切関与しないよう求めている。

軍と共同統治を行っていた民主派の「自由と変化の勢力 (FFC)」は、軍との合意を一切認めないと述べた。

ロイター

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