
スーダン、オムドゥルマン:木曜日、週初の反軍政デモ中に13人の女性がレイプされたという申し立てを受け、数百人の女性がオムドゥルマンでデモ行進し、抗議デモは他のスーダンの都市にも広がった。
国連人権高等弁務官事務所には、治安部隊が日曜日の抗議デモ中にレイプや集団レイプを行ったとする申し立てが13件寄せられた。
10月25日の軍事クーデターに抗議するため、このデモで首都ハルツームには数十万人の人々が集まった。彼らは大統領官邸に集結し、日没後に治安部隊によって鎮圧されるまで座り込みを試みた。
ソーシャルメディアに投稿された画像によると、女性グループは、首都ハルツーム、近隣のバーリ、オムドゥルマン、カッサラ、ダマジン、コスチ、カドゥグリなどの全国の都市で、地域抵抗委員会や政党の支援を受け、木曜日のデモ行進を組織している。
オムドゥルマンで抗議している活動家のワラア・アブドゥルアジズ氏は、「彼らは、私たちが街に殺到しないようにレイプを使って脅したり、あるいは家族にも私たちの抗議行動を止めさせるようレイプを使って脅すのです」と述べた。
デモ隊の中には太鼓を叩く人もいれば、「軍隊は兵舎にいるべきだ。街は女性でいっぱいだ」と唱える人もいた。
政府機関「女性に対する暴力撲滅ユニット(Combating Violence Against Women Unit)」のディレクター、スレイマ・イシャク氏によると、このグループは8人のレイプ被害者に医療を提供したという。イシャク氏は、そのレイプを「組織的」と表現した。
「12月19日の抗議デモは前例のない暴力によって鎮圧されました…このような抗議デモの鎮圧手法として性的暴力を用いることがあったので、偶然や一過性の出来事とは考えていません」
米国、欧州連合、英国など西側諸国は声明で、レイプを非難し、「加害者は友好関係にあるかどうかに関係なく責任を負う 」と主張した。
活動家のアミラ・ゴマー氏は、「この抗議デモは、私たちは何があっても折れないということを証明しています」と述べた。「私たちは、女性に対してこれらの行為をした者は、起訴されるべき狼であると考えています。そして、彼らが起訴される日が来るでしょうし、私たちは彼ら一人一人のことを知っています」
スーダンの軍と警察はコメントを出していない。
ロイター