
ロンドン: 権利保護団体によると、イラン政権は国際法に反して毎年数十人の未成年を密かに処刑しているという。
イランの人権活動家によると、現在85人以上が未成年の頃に犯したとされる犯罪のために死刑宣告を受けているという。
同団体は年次報告書の中で、10月9日までの1年間に299人の国民が処刑されたことが判明していることを明らかにした。
しかし、死刑執行に関する情報を得るのは困難であり、司法当局は82%のケースについて公表を控えていると同団体はいう。また同団体は、毎年最大100人の子供が密かに絞首刑にされている可能性があると警告している。
イランでは、15歳以上の少年と9歳以上の少女による殺人が死刑の対象であり、拷問による自白の強要が横行している。国際法では、犯行時18歳未満の犯罪に対する死刑は禁止されている。