

ハルツーム:木曜日、スーダン治安部隊が抗議者4人を射殺した。医療関係者が明らかにした。軍政に抗議する数万人のデモ隊がセキュリティのための封鎖や通信遮断に抵抗していた。
民主化運動の活動家たちは、10月の軍の政権奪取に反対するデモを2カ月以上、続けてきた。
民主化運動に関与する独立の医師委員会によると、弾圧により、デモ関連の暴力で少なくとも52人が死亡している。
木曜日、首都ハルツームの対岸にあるオムドゥルマンで治安部隊が抗議者4人を射殺し、数十人を負傷させたという。
医師委員会は「医師をオムドゥルマンのアルバイン病院に呼び出している。クーデター派がデモ隊に発砲し、救急車の通行を妨げているためだ」と付け加えた。
当局が国内外の電話回線を遮断したため、委員会の訴えは海外在住のスーダン人のソーシャルメディアアカウントに投稿された。
ウェブ監視グループのネットブロックスは、モバイルインターネットサービスも遮断されていると述べた。
サウジの放送局アル・アラビーヤは、治安部隊によるハルツーム支局の襲撃でジャーナリスト数名が負傷したと述べた。
別のサウジのチャンネル、アッシャルクもレポーターが反軍政デモの状況を伝えるのを治安部隊に阻まれたと報じた。
アブドゥルファッターフ・アル・ブルハン主権評議会議長は、内務省の代表と警察の報道官とともに評議会の代表を各社に派遣し、攻撃の捜査開始を確認した。
警察の報道官は、各社を襲撃した犯人は「罰せられる」と述べた。
それでも、何万人もの抗議者が催涙ガスをものともせず、スーダンのいくつかの地域で「軍事政権に反対」と声を上げながら文民政権への移行を要求するデモを行った。
その日の午前、デモ参加者は、10月25日に政権を握ったアブドゥルファッターフ・アル・ブルハン将軍の本部である大統領宮殿から数百メートルの距離まで接近した。
軍隊、警察、民兵組織は、群衆に向けて催涙ガスを複数回、発射した。
「革命は続く」と抗議者たちはドラムを打ち鳴らし、旗を振りながら叫んだ。
ハルツームとオムドゥルマンでは「軍事政権に反対」「兵士は兵舎に戻れ」と何度も唱えた。
治安部隊は首都全体に大規模に配備され、輸送コンテナを使って首都とオムドゥルマンや他の郊外を結ぶナイル川の橋を封鎖した。
また、当局は木曜日の抗議行動に備え、主要道路に新規の監視カメラを設置した。
目撃者によると、首都の南のワドメダニと東のカッサラ、ポート・スーダンの都市で同様のクーデター抗議行動が行われたという。
文民出身指導者のアブダッラー・ハムドゥーク首相を数週間自宅軟禁下に置いたブルハン議長は、2023年7月に選挙を実施する約束のもとで11月21日に首相を復職させた。
この取引は、独裁体制のオマル・アル・バシール前政権を再現しようとしている将軍に正当化の口実を与えただけだと抗議者たちは述べた。前政権は大規模な抗議行動の後、2019年に倒れている。
「軍と契約を交わしたのがそもそもの間違いだった」とある抗議者は言い、将軍は「バシールの手下」だと非難した。
ナイル川にかかる橋は、数万人が集結した12月25日の抗議行動のときも封鎖された。
医師委員会は、これらの抗議行動中に約235人が負傷し、デモ隊には催涙ガスが発射されたと述べた。
米国大使館は声明の中で「民主化要求を平和のうちに行うことへの支持と、言論の自由を行使する個人を尊重し保護する必要性」を繰り返し、抑制を訴えた。
「米国大使館は、武力行使には細心の注意を払うこと、当局が恣意的な拘束を行わないことを要請する」
活動家たちは、12月19日の抗議行動中に起きた性的攻撃を非難した。国連は、その間に少なくとも13人の成人女性と少女が性的暴行または集団性的暴行の犠牲になったと報告している。
欧州連合と米国は、「女性をデモから遠ざけ、沈黙させるための武器として」性的暴力を用いることを糾弾する共同声明を出した。
スーダンの政府は今も機能を停止している。その再開はクーデターで削られた国際的な援助を取り戻す前提条件である。
国連人道問題調整事務所によると、来年はスーダンの人口の3分の1にあたる1400万人以上が人道援助を必要とすると考えられ、これは10年間で最高レベルの多さだという。
ロイター