
アラブニュース
ドバイ:新型コロナウィルスの新規感染者数が世界的に急増するなか、バーレーンでは感染対策措置の更新が発表された。
新規対策措置は1月9日から導入される、と国営通信BNAが報じた。
同国政府は新型コロナウイルス感染症の症状がみられる人や迅速抗原検査で陽性だった人、現感染者との濃厚接触が疑われる人に対するPCR検査の数を増やすとしている。
同様にバーレーン国内各地の重要セクターに従事する人に対する迅速診断検査数を増加するという。
海外から同国に到着する人はワクチンを接種済みであるか未接種であるかにかかわらず全員、到着前72時間以内のPCR検査の陰性証明を提出しなければならない。
またこれらの人々に対しては到着後のさらなる鼻腔検査が義務付けられる。
「12歳以上のワクチン未接種者には自宅または滞在先における10日間の隔離が義務付けられる」と報じられている。
同国ではワクチン接種キャンペーンの導入は引き続き同じペースで実施され、隔離·治療センターの最大受け入れ患者数は現状を維持するとしている。
「複数の国でウイルスの感染者数が激増している背景にはオミクロン株の存在があり、それまで最も多くの新規患者が感染していたデルタ株をすでに凌駕している国もある」と世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルス感染症·疫学週報の最新版には記されている。
新型コロナウイルスの変異株の中でも感染力が非常に強いとされるオミクロン株だが、世界的に猛威を振るったデルタ株と比較すると症状は重くないとみられている。だがWHO高官は6日、「軽度」と位置付けるべきではないと述べた。
WHOの臨床医療担当トップ、ジャネット·ディアス氏によると、初期の研究では最初に南アフリカや香港で確認されたオミクロン株感染に関する入院リスクはデルタ株に比べ低いという。