
ハルツーム:スーダンの反軍政デモで2人目の死者が出た。死因は催涙ガス弾で頭部を撃たれたためと医療関係者が月曜日に発表した。
これにより、日曜の抗議デモによる死者は2名、10月の軍事クーデター以降の抗議デモによる死者は63名となった。
もう1人のデモ参加者は首に催涙弾の衝撃を受けて死亡したと、抗議デモと連携しているスーダン中央医師委員会が発表した。
スーダン警察は月曜の声明で、警察は「治安違反に対し、適切な武力を用いて対処した」と述べ、市民の死亡者は1名、負傷者は8人だったと発表した。
また、22名の警官が負傷し、86名の容疑者が逮捕されたという。
治安部隊は、オムドゥルマン市と連帯して抗議行動を行っていたデモ隊に催涙ガスを発射した。オムドゥルマンではここ数日、多くの暴力行為が見られる。
デモ隊はオムドゥルマンからバフリまで行進することができたが、首都ハルツームへの橋を渡る前に催涙ガスで止められた。ハルツームでも、デモ隊は激しい催涙ガス攻撃を浴びた。
軍はクーデターを選挙への移行を安定させるために必要な「修正」であったとして正当化しており、平和的な抗議行動は許されるが、死傷者が出た場合、加害者は責任をとることになると述べている。
ロイター