
アラブニュース
リヤド:イエメンに正統性を回復するための連合(連合軍)は11 日、フーシ派武装勢力からイエメンを解放する作戦の開始を発表した。
連合軍の報道官を務めるトゥルキ・アル・マリキ准将が、10日にフーシ派から解放されたシャブワ州を訪問した際、この発表を行った。
同州のアワド・ムハンマド・アル・アウラキ知事との共同記者会見の席上、アル・マリキ准将/報道官は、11日の朝に始まった作戦は「イエメンから汚れを一掃」して国内における「安全、安心、繁栄、成長の確立」を目指すものだと述べた。
「イエメンは全ての分野において、はるかに良い状態であって然るべきなのです」と、アル・マリキ報道官は語っている。
報道官はまた、シャブワ州での戦いが全てのイエメン人を団結させ、イエメン人はシャブワ州の解放のために力を合わせて努力したとも述べた。
「フーシ派武装勢力は戦争の道を選んだ」が、それが違反行為にあたることは誰の目にも明らかだとも報道官は指摘した。
シャブワ州のアル・アウラキ知事は10日、フーシ派を州内最後の拠点であったアイン地区から放逐した後、同州の解放を宣言した。
同知事は、連合軍の指導部に感謝の意を表明し、シャブワ州の奪還に力となった連合軍による航空支援を高く評価すると述べた。
また、連合軍はこれまでの成果の達成における重要なパートナーであるとも知事は付け加えた。
11日、共同会見に先立って連合軍は、イエメンでの複数の作戦により350人以上のフーシ派戦闘員を殺害したと発表している。
石油資源の豊富なマリブ州では、過去24時間の作戦で120人以上のフーシ派戦闘員を殺害、14台の軍用車両を破壊したという。
連合軍は南部のシャブワ州でも空爆を行い、230人以上のフーシ派を殺害し、25台の軍用車両を破壊している。