
サイード・アル・バタティ
ムッカラー:イエメン中部のマアリブ州でフーシ派が占拠するハレブの町において、戦略的地区を掌握すべく政府軍が動いた13日に激しい戦闘が勃発した、と軍当局者が発表した。
隣接するシャブワ州での最近の戦果を足場として、イエメン軍と親政府系部隊のGiants Brigadesは13日、マアリブ州南部のハレブ地区へなだれ込んだ。同地区の中心部へと後退した、イランの支援を受けたフーシ派を追った形だ。
イエメンのアブドゥ・アブドラ・マジリ軍報道官は、一部の戦士らが降伏あるいは退却を拒否したため、政府部隊がハレブの町外れでフーシ派と激しく戦闘するに至ったとアラブニュースへ述べた。
「もうじき、フーシ派武装集団からハレブを取り戻します。」と彼は語った。
イエメンの軍司令官や高官らによれば、Giants Brigades部隊の再配置後、連合戦闘機による集中的でより高精度な空爆のため、マアリブの戦闘では政府軍が主導権を取って動いた。
連合軍は13日の声明で、過去24時間で実施された53回の空爆により、 マアリブおよびシャブワで340名以上のフーシ派兵士を殺害し、その車両31台を破壊したことを発表。この空爆は、マアリブで政府部隊を爆撃した軍用ヘリコプターも破壊した。
ハレブの攻略は、フーシ派にまた新たな打撃を与えるだろう。彼らは、Giants Brigadesがシャブワで攻勢を仕掛けた年始以来、大きな痛手を負っている。
マアリブ南部における政府軍の勝利は、戦略都市の外に配置された部隊への軍事的圧力を緩和した。彼らは昨年の初めから、フーシ派反乱軍の攻撃下にある。
10日にはフーシ派部隊のヤーヤ・サリー報道官が、シャブワおよびマアリブにおいて彼らの舞台が政府軍を押し戻したと主張した。
一方、地雷除去のためのサウジ・プロジェクト(MASAM)は13日、同プロジェクトに所属するイエメン人専門家2名が作業中に殺されたと発表した。専門家らはフダイダのヘイズ地区で、フーシ派が仕掛けた地雷を取り除いていた。
サウジが資金提供するこのプログラムは、チーム27のリーダーであるアリ・ハディ氏と、もう1人のチームメンバーであるシャフェル・アブドゥラ氏が「人道的義務の遂行中に」殺害されたと述べた。
マアリブとシャブワで解放された地域では今年、数名のイエメン民間人が地雷の上を車で走り、亡くなっている。これらの事件を受け、当局は市民に対し、地雷の除去が完了するまで未舗装道路の使用を避けるよう呼び掛けている。
MASAMは戦争開始以来、フーシ派が100万個以上の地雷を設置したものと考えている。