
ラバト:モロッコ海軍は2月1日、カナリア諸島に向かう途中で沈没し始めた船から、女性15人と子供3人を含む63人の移民を救助した。活動家らが述べた。
海上でトラブルに遭った移民のための緊急ホットラインを提供するアラームフォン(Alarm Phone)は、「モロッコ沿岸で深刻な遭難状態にあった63人がモロッコ海軍によって発見され、無事岸に引き上げられた」とツイッターに投稿した。
モロッコ当局は、この救助活動について直ちに事実確認はしていない。
権利団体カミナンド・フロンテラス(Caminando Fronteras)のヘレナ・マレノ・ガーゾン氏はこれに先立って、モロッコ南部沿岸のタルファヤ沖でゴムボートに乗った数十人が沈没しそうになっており、「すぐに救助しなければ助からない」と警告していた。
サハラ砂漠以南のアフリカからの移民は、定期的にモロッコを出発点としてヨーロッパの海岸に辿り着くことを試みている。
カミナンド・フロンテラスによると、昨年は4,000人以上の移民が死亡または行方不明となり、そのほとんどがカナリア諸島への到達を試みたものだった。
同団体によると、地中海の穏やかな海を渡る短いルートは監視が厳しいため、多くは大西洋のスペイン領に向かうことを選ぶという。
AFP