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イラン、撃墜されたウクライナ機のブラックボックスは「役に立たない」

1月8日の早朝、176人の乗客を乗せたウクライナ機がイランの首都テヘランのエマーム・ホメイニー空港近くで墜落した後、がれきの中で作業する救助チーム。2020年1月8日撮影の資料写真。乗客は全員死亡した。(AFP)
1月8日の早朝、176人の乗客を乗せたウクライナ機がイランの首都テヘランのエマーム・ホメイニー空港近くで墜落した後、がれきの中で作業する救助チーム。2020年1月8日撮影の資料写真。乗客は全員死亡した。(AFP)
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07 Jun 2020 03:06:22 GMT9
07 Jun 2020 03:06:22 GMT9

テヘラン:テヘラン空港近くで誤って撃墜されたウクライナ航空機のブラックボックスはどのような調査にも「役に立たない」ものの、イランは海外へ送る用意があると、国営メディアが土曜に述べた。

1月8日にテヘラン空港を飛び立ったウクライナ国際航空のジェット旅客機752便は、離陸直後にミサイル攻撃を受けて墜落した。

「調査はほぼ終わっており、ボックスの中身は調査の役に立たないものの、第三国や(外国の)企業に渡す用意がある」と副外務大臣のモーセン・バハーヴァンドが述べたと、公的なIRNA通信社が伝えた。

墜落直後、イランの文官当局は技術的な誤動作が原因である可能性が高いと断言し、飛行機が撃墜されたとの主張を強く否定していた。

しかし1月11日の早い時間にイラン軍が、同飛行機が「人的ミス」で撃墜され、多くの二重国籍者を含む主にイラン人とカナダ人176人が死亡したことを認めた。

オタワはブラックボックスを解読する技術的手段を持たないイランに対し、内容分析のため関連する物品を海外へ送ることを数ヶ月にわたり要求してきた。

テヘランが3月にブラックボックスをフランスかウクライナに送る用意があると述べたのを受け、カナダのフランソワフィリップ・シャンパーニュ外務大臣はこれを慎重な態度で「正しい方向に進もうとしている」と歓迎したものの、イラン当局を「単なる言葉ではなく行動」で判断するだろうと述べている。

バハーヴァンドはIRNAのインタビューで、イランがブラックボックスを外国に渡すのには特定の条件があることを示唆したが、その詳細は述べなかった。

AFP

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