• ズィバーリー氏は、大統領選の候補者全25人の中の、最有力候補2人のうちの1人として挙げられた

バグダッド：新しい国家元首の採決が中止された翌日、火曜日に、イラク議会は大統領候補者の登録の再開を発表した。

最有力候補2人のうちの1人で、長年にわたって外務大臣を務めたホーシュヤール・ズィバーリー（Hoshyar Zebari）元外務大臣は、氏に対する訴状が提出された後、数年に及ぶ汚職の告発を理由に、「一時的に」裁判所から立候補を保留された。

ズィバーリー氏の大統領職の資格は再調査中であり、氏が所属する政党は、氏の立候補を堅持していくこと、決定は数日中に下されるであろうことを発表した。

新国家元首選出および政府の発足のためのイラクの政治的スケジュールは、昨年の総選挙の後、政治的内紛のさなかに頓挫している。

議会の過半数と主張が対立していることを背景に、複数の主要な政治ブロックおよび政党がボイコットを発表した後、定足数がそろわずに、月曜日の採決は開催されなかった。

ムハンマド・アル・ハルブシ議会議長事務所は火曜日に、「2月9日の水曜日から3日間、イラク共和国の大統領職への立候補者の登録を再開する」と発表した。

しかし、議会での採決の新しい日付はまだ発表されていない。

月曜日の採決に出席した国会議員はわずか58人で、329議席の議会の3分の2である定足数をはるかに下回った。

ズィバーリー氏の出身ブロックである、扇動的なシーア派の聖職者であるムクタダー・サドル氏が率いる最大の政治ブロックも、ハルブシ氏およびクルディスタン民主党が率いる同盟の主権連合もすべて、採決に先立ってボイコットを発表した。

法律の専門家であるアリ・アル・タミミ氏は、火曜日の発表を「違憲」であると非難し、大統領を選出する法的期限は「連邦裁判所の決定または法の改正によって以外、破ることはできない」と述べた。

ズィバーリー氏は大統領選の候補者全25人の中の最有力候補2人のうちの1人に挙げられた。最有力候補のもう一方は、クルディスタン民主党の対抗政党であるクルディスタン愛国同盟（Patriotic Union of Kurdistan）に所属する、現職のバルハム・サーレハ大統領である。

ズィバーリー氏の立候補保留に応じて、クルディスタン民主党の議会ブロックのリーダーであるヴィヤン・サブリ氏は火曜日、国営通信社INAに対して「ズィバーリー氏は依然として我々の唯一の候補者だ」と述べた。

彼女は、ズィバーリー氏の立候補保留につながる「悪意ある申し立て」を非難し、氏の裁判は「今後２日の間に判決が下されるだろう」と述べた。

AFP