
アラブニュース
リヤド:サウジアラビア外務大臣のファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード王子は金曜日、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と電話会談を行った。
両大臣はウクライナの最新情勢について協議し、ファイサル大臣は、この危機に対処する最善の方法は、地域および国際的な安全と安定を実現する政治的解決に向け、両当事者間の対話を強化することであると強調した。
両大臣は、様々な地域的・国際的な問題における協調と二国間の共同作業の強化について触れ、その最たるものが中東の安全性と安定性の増強であり、地域と世界において両国が作った平和の基盤を築くための取り組みであることを述べた。
両者はまた、最新の地域・国際情勢について意見交換したほか、様々な分野における二国間関係やそれを支援・強化する方法について議論した。
一方、原子力・放射線規制委員会(NRRC)は、ウクライナの原子力発電所の状況と安全性を監視しており、発電所からのリアルタイムモニタリングの測定データはすべて正常なレベルであり、サウジアラビア内の空域に放射能汚染はないと発表した。
同委員会によると、国際原子力機関(IAEA)から、ザポリージャ原子力発電所の敷地内で火災と砲撃があったという情報を得たという。同発電所は、発電に使われる6基の原子炉からなる。
原子炉の一部は稼働を停止しており、安全に運転を継続し、放射線量に変化がないかを確認するために、原発作業員が内部に残っているとのことだ。
NRRCはまた、チェルノブイリ原子力発電所の状態はまだ安定しており、被害も報告されておらず、発電所エリア外の放射線レベルの上昇もないとしている。
さらに、140カ所の放射線モニタリングステーションを通じて、サウジアラビアの放射線レベルの観測を継続するという。モニタリングステーションの数は、今年240カ所に拡大される。