

モハメド・アブ・ザイド
カイロ:アラブ連盟のアフマド・アブルゲイト事務総長がロシアとウクライナ間の戦闘がアラブ諸国、特に穀物輸入の面で多大な悪影響を及ぼしていると述べた。
モスクワで行われたロシアとエジプトの外相との記者会見で、アブルゲイト事務総長は、多くのアラブ諸国が小麦、穀物、穀類をロシアから大量に輸入していると付け加えた。
アブルゲイト事務総長とエジプト、ヨルダン、イラク、アルジェリア、スーダンの外相からなるアラブ代表団は、モスクワでロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と会談した後、ウクライナのドミトロ・クレーバ外相と会談するためワルシャワに向かった。
アブルゲイト事務総長によると、紛争によって燃料や石油の価格が急騰し、多くのアラブ諸国における開発努力や経済計画に支障をきたしているという。
「アラブ諸国の多く地域で、アラブ市民の暮らしに影響を与えるような形で物価が上昇しています。この問題はさらなる悪影響につながります」とも述べた。
「我々は、この問題をアラブ人の観点からだけ見ているわけではありません。(中略)世界の平和と安定を守り、国際情勢を正常な形に戻す必要があると認識しています」
アブルゲイト事務総長は、アラブ諸国の立場は「世界にとって重要な当地域の人々の安全と安心を守る方法で、対話と外交を通じて(ロシア・ウクライナ間の)危機の解決を目指すすべての努力を支持する、この一言に尽きます」と述べた。
同事務総長は、「国際法の原則と国連憲章を尊重する」と強調した。
エジプトのサーメハ・シュクリ外相はモスクワで、代表団は「現在の危機が拡大することに懸念を表明し、紛争のすべての当事者に対し、戦争が深刻化するのを止め、軍事行動に走らないよう呼びかけた。(中略)また、平和的解決と外交を礎とした対話に直ちに頼ることを強調した」と述べた。
代表団は「調停に向けて努め、両者間の直接交渉の道を支持する用意があると確認した」と付け加えた。
「我々はまた、現在紛争地域にあるアラブ系住民の安全と治安を維持し、近隣諸国への非難を希望する人々の通行を円滑に進めるための調整の重要性を強調しました」
「また、この危機が及ぼす経済的影響を乗り越え、当地域およびその他の地域の人々に影響が及ばない方法について議論しました」