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核交渉が停滞する中、イランが米関係者15人を制裁

イランが最近発表した米関係者の制裁リストには、ルディ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長も含まれている。(Getty Images via AFP)
イランが最近発表した米関係者の制裁リストには、ルディ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長も含まれている。(Getty Images via AFP)
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10 Apr 2022 03:04:52 GMT9
10 Apr 2022 03:04:52 GMT9
  • 制裁対象の大部分はトランプ政権時代の人物

2015年のイラン核合意を復活させるための交渉が何か月も続いているが、現在は停滞している。そうした中、イランは9日、米国の関係者15人を制裁リストに追加したと発表した。ジョージ・ケイシー元陸軍参謀総長や、ドナルド・トランプ前大統領の弁護士を務めたルディ・ジュリアーニ氏が含まれている。

制裁対象のほとんどはトランプ政権の関係者。同政権はイランの高官や政治家、企業に制裁を課し、イラン政府が世界の大国と結んでいた核合意から脱退した。

地元メディアが報じた声明において、イラン外務省は、自国に敵対する「テロ組織やテロ行為」のほか、イスラエルがパレスチナの人々に対して地域で実施している「弾圧的な行為」を米関係者が支援していると非難した。

合意を復活させるため、イランと米国はウィーンで11か月にわたって間接協議を行っている。だが両者は、残る課題の解決のために両国政府による政治決定が必要だと主張しており、停滞状態にある。

新たな制裁対象にはアフガニスタンで米軍の司令官を務めたオースティン・スコット・ミラー氏やウィルバー・ロス元商務長官のほか、数名の元大使が含まれている。

1月にも同様の動きがあったが、その際は51人の米国人が制裁対象となった。その多くは米軍関係者で、2020年のドローンによるイランでのカセム・ソレイマニ司令官の殺害に関与していた。

イランは昨年、トランプ氏や数人の米高官に制裁を課している。

ロイター

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